年上彼女と年下俺様
きっとアイツらはもうこの辺歩けねぇ。



「里佳チャンとこ行ってやれ…。」

「あっ…。」



でも怖がってんじゃねぇかな…。



俺のせいだ…。



「里佳チャン?」

「響…。」

「ごめんな?怖かったよな?」

「響…。」



泣いてる里佳チャンは俺の名前を呼ぶだけで後は何も言わなかった。



俺のせいだ…。



てっ君が車で送ってくれてマンションに戻った。



触ってイイもんかわかんない…。



「里佳チャン…。」

「ごめん…。」



自分の部屋に入ってしまった里佳チャン…。



どうしたらイイかわからずにただ立ち尽くした。



泣いてんじゃねぇかな…。



俺が…。



「入ってイイ?」

「うん…。」



ベッドに座って泣いてた…。



俺が悪い…。



「ごめん…。ごめんな…。」

「響…。悪くない…。」



俺が悪い…。



俺が守ってやれなかったから…。



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