年上彼女と年下俺様
手に触れただけでビクッと反応する里佳チャン…。



「ムリ…。ちょっと抱きしめさせて…。」



半ば無理矢理抱きしめた。



ごめん…。



「ごめんね響…。」

「里佳チャン悪くねぇだろ!!悪くねぇ!!助けてやれなくてごめん…。マジごめん…。」



このまま里佳チャンと死にたいと思った。



情けねぇ…。



「お風呂入りたい…。」

「一緒に入る?」

「一人で入る…。」



悔しくて苦しくて…。



おさまらない苛立ちをどうにも出来なかった。



「響…顔…ケガしてる…。」

「たいした事ねぇから…。ってか…。俺のベッドで寝よ?」

「うん…。」



着替えもしないでそのままベッドに入った。



これでもかって程抱きしめて…。



里佳チャンが寝るまでズット離さなかった。



これ以上傷つけたくない…。



苦しめたくない…。



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