年上彼女と年下俺様
響と入れ違いに部屋に入って来たリズチャン。



「お見舞い!!」

「ははっ!!ありがと…。」



リズチャンがくれたバナナを受け取った。



それから起きてトイレに行ってリビングでバナナを食べた。



「遥に聞いた~。」

「そっか…。何かもうイヤになっちゃうよね…。怖い…。」

「ねぇリカリカ、そんな目にあってまで響といる価値はある?」



響といる価値…。



響といない方がイイって事…。



「響を失ったら今は生きて行けない…。響だからそばにいたい…。」

「そっかそっか…。よしよし。」



止まったはずの涙が出てきた。



響のせいじゃないもん…。



「リズの初めてって遥じゃないんだ~。」

「えっ!?」

「昔ね?2つ上の先輩に無理矢理…。」



ウソ…。



そんなに明るいのに…。



「その時の遥は見てらんなかった…。」



リズチャン…。



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