年上彼女と年下俺様
こんなに元気なのに…。



そんな闇を抱えてたんだ…。



「リズが引きこもって、遥と響と陸斗が荒れちゃって…。親も学校もお手上げ状態。」

「荒れた?」

「うん。物は壊すしケンカはするし…。でも毎日リズに会いに来てくれたの。」

「響達らしいね…。」

「そのうち遥達も学校に行かなくなっちゃってさ…。リズのパパがキレたの。」



リズチャンのパパ?



過保護っぽいイメージだけど…。



「何て言ったのかリズは聞かなかったんだけどね?その数日後に遥達が曲作って持って来たの。」

「それが…。」

「ファーストシングルだよ。あれはリズに書いた詩なんだって。」



確かに…。



凄い暖かくてイイ曲だ…。



リズチャンの為の曲だったんだ…。



凄い思われてる…。



「もう立ち直るしかないよね!!忘れられないけど忘れたの!!」

「泣けて来た…。」

「里佳チャンも早く忘れな?」



忘れたい…。



< 156 / 944 >

この作品をシェア

pagetop