年上彼女と年下俺様
あたしはリズチャンよりひどくない…。



「その後…。抵抗なかった?」

「あったよ。でもあたしより遥のが気にしてた。いつまでもチュウだけでさ~…。ムカついたから襲ってやった!!」

「強いねリズチャン…。」

「強くないよ。遥で忘れたかったのかもしれない…。ってか遥と初めてした時に泣かれちゃったし!!カワイイのリズのダーリン!!」



遥君が泣いた?



あのクールな遥君が…。



「愛されてるね。」

「響だって相当リカリカの事愛してると思うよ?今だって仕事なんてしてないもん。」

「えっ…。じゃあ…。」

「謝りに行った。昨日暴れた店に。リカリカ襲った奴らは全治2ヶ月だって。心配なのはお店かな…。」

「全治2ヶ月…。」

「仕掛けた女もどこに行ったかリズにはわからな~い。」



謝る?



暴れた…。



「大丈夫かな響…。」

「きっと響のパピーがいるから大丈夫。相当顔の効く人だから。オーナーの知り合いみたいだし。」



パパさんって何者だろう…。



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