年上彼女と年下俺様
リズチャンと話して少し楽になった。



「きっと響も苦しいと思う。謝られるなら攻めてもらった方が楽だって言ってたよ…。」

「でも響は悪くないよ…。」

「リカリカも悪くないんだよ?だから自分を攻めちゃダメ。響が余計苦しむ。」

「忘れられるかな…。」

「忘れられないけど忘れた事にしとくの!!夢でした~みたいな?そうしなきゃリズは生きて行けない…。」

「嫌な過去思い出させてごめんね?」

「リカリカは友達だもん!!大事な響の彼女だし!!」



リズチャンはイイ子…。



辛い過去を話してまであたしを元気付けてくれた。



リズチャンが帰ってすぐに帰宅した響…。



「ただいま里佳チャン。」

「おかえり…。パパさんは?」

「飛行機乗ってどっか行った。眠くねぇ?」

「眠くねぇ…。響のが眠そう。」



忘れた事にしよう…。



響は何も悪くないんだよ…。



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