年上彼女と年下俺様
自分から響に抱き着いた。



何があっても離さないでほしい…。



「バイト辞めて来たから。」

「えっ!?辞めた!?」

「前から辞めたかったし。たまに店に顔出せとは言われた。新人も使えそうだから問題ナイ。」



あんなに人気だったのに…。



あたしのせい?



「里佳チャンを危険な目に合わせたくナイ。だからもう辞めた…。」

「ごめん…。あたしのせいで…。」

「里佳チャン、謝んないで?何も悪くねぇんだから…。」

「響も悪くナイ…。」

「守ってやれなかった…。」

「イイの!!響は悪くないんだから!!悪くないの…。」



ギュッと強く抱きしめられた。



ごめんね響…。



「忘れる事にするんだ…。」

「うん…。」

「もう忘れた。だから一緒にお風呂入ろ?」



響とお風呂に入った。



入る前に躊躇してた響…。



< 159 / 944 >

この作品をシェア

pagetop