年上彼女と年下俺様
里佳チャンの帰りを皆で待った。



「ただいま~!!超イイ匂い!!」

「響の作った鍋はうまいんだよ~。だから今から綾乃呼んで?」

「呼ばないよ…。きっと今頃どっかの社長さんとお話中だもん。」

「日に日に好きになるのに~!!」



陸斗もきっと知ってるんだろうけど何も言って来ない。



ただ明るく振る舞ってくれてる。



俺も普通でいよう…。



「里佳チャン、グラス5個。」

「今取ってくる!!」

「俺も行く。」



あれ以来全く手が出せなかった。



怖がるんじゃねぇかとか、拒否られたらどうしようって…。



そんな事ばっかり考えてた。



「はい、2つ持ってね?」

「俺キスしたい。」

「えっ!?こ、ここで!?」

「今したい。」

「ちょ、ちょっとだけだよ…。」



久しぶりにしたキスは一瞬だった。



でも拒否られなかった~…。



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