年上彼女と年下俺様
懐かしい感じがする…。



「てっ君って哲平って言うんだね。知らなかった…。」

「だから皆てっ君って呼ぶらしい…。ってかあれからどう?響も辞めたから遥からだいたいは聞いてるけどさ…。」

「もう平気!!てっ君には感謝してもしきれないよ…。」

「よかった~…。会いたくねぇんじゃねぇかと思ってさ~…。でも俺もあそこやめるし。会っとかなきゃ気が済まないっつーか…。」

「辞めるの!?何で!?」

「俺も今年で26だし。いつまでもクラブのバーテンじゃあな?」



25歳なのか…。



もっと若く見えるんだけどな…。



心配してくれてたんだね…。



あたしの恩人…。



「就職先は?」

「これから探す。どっかイイとこねぇかな!?」

「バーテンやればイイじゃん!!」

「どこでだよ~…。」



あっ…。



イイ事思い付いた!!



「ちょっと待ってて!!」



あたしもてっ君に恩返ししたい!!



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