年上彼女と年下俺様
響も親の話しはしないし…。



パパさんの職業も知らない。



「里佳チャンのパパは警察のお偉いさんって事はわかってんだ。」

「何で知ってんの!?」

「前に空き巣事件の時に副総監って言ってたから。」

「よくわかんない。偉いんじゃな~い?お兄ちゃんも若いのに偉いみたい。」

「二人兄妹?」

「4人だよ~。妹と弟。」

「んなの!?」

「血は半分しか繋がってないけどね~。もう1年会ってない。」



会わなくてもイイ。



むしろ会いたくないから。



だから年末も帰らなかったしこれからも帰るつもりはナイ。



「イメージでは暗いよな。里佳チャンの家族。」

「あたしだけ暗いの。いらない子だからイイの~!!」

「何それ?俺には超重要人物なんだけど。」

「はははっ!!ありがと!!」



響の家庭は暖かかったのかな?



ちょっと羨ましい…。



< 179 / 944 >

この作品をシェア

pagetop