年上彼女と年下俺様
傷だらけの姫
【里佳】
なんとも寝起きの悪い朝…。
拓海が出てってから1週間。
バイト先と家の往復以外に外出先はない。
拓海からの連絡はなくてその友達の彼女からの電話はあった。
『あの女と結婚するってよ!?それでイイの!?』
イイんだよそれで…。
きっと拓海もいつかあたしを忘れてくれるから。
大事な物を失った喪失感は重かった。
好きだったバイトも作り笑顔で接客してる…。
身体全部重い…。
もっと拓海にワガママ言って気持ちを伝えとけば何か違ったかもしれないと思う。
でももう遅いんだ…。
そんな晴れない気分のまま今日もバイトに出た。
「いらっしゃいま…。」
響だ…。
制服を着た響がいる…。
「吹っ切れてなさ気な顔。」
「そりゃあまだ1週間だしね…。」
「ブサイク。」
それだけ言って響はいつも座る席に腰をおろした。
また読書だ…。
クラブで会った時のイメージとは明らかに違う。
なんとも寝起きの悪い朝…。
拓海が出てってから1週間。
バイト先と家の往復以外に外出先はない。
拓海からの連絡はなくてその友達の彼女からの電話はあった。
『あの女と結婚するってよ!?それでイイの!?』
イイんだよそれで…。
きっと拓海もいつかあたしを忘れてくれるから。
大事な物を失った喪失感は重かった。
好きだったバイトも作り笑顔で接客してる…。
身体全部重い…。
もっと拓海にワガママ言って気持ちを伝えとけば何か違ったかもしれないと思う。
でももう遅いんだ…。
そんな晴れない気分のまま今日もバイトに出た。
「いらっしゃいま…。」
響だ…。
制服を着た響がいる…。
「吹っ切れてなさ気な顔。」
「そりゃあまだ1週間だしね…。」
「ブサイク。」
それだけ言って響はいつも座る席に腰をおろした。
また読書だ…。
クラブで会った時のイメージとは明らかに違う。