年上彼女と年下俺様
陸斗じゃあるまいし!!



「年下に溺れてんのは里佳チャンじゃん。」

「溺れてません!!」

「正直に生きたら?」

「…………。」



俺がそう言ったら無言で近付いてきた。



髪に指を差し込まれて…。



「風邪もらってあげる。」



色っぽい表情でそう言われてキスされた…。



ヤバイときめいた…。



「顔赤いけど熱でもあるの?」



どこで覚えたんだよそんなテク…。



里佳チャンじゃねぇ…。



「納得いかねぇ…。」

「溺れてるのはどっちかな~?泣き虫響君。」



もうキライだ…。



バーカ!!!!



「だったら身体に聞いてみようや。」

「えっ!?ちょっと待って!?」

「窓開いてっから声出さないでね~。」



俺の勝ちだろ!!



思い知ったか!!



「病み上がりのくせに…。」

「汗かいたから風呂入りま~す。」



気分爽快!!



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