年上彼女と年下俺様
それから帰ってきたママさんと一緒にキッチンに立った。



「座ってていいよ~!!」

「いえ!!お手伝いしなきゃと思ってって言うか何言ってんだろ…。」

「あはは!!じゃあこのパイでそれ包んでくれる?」

「はい!!」

「そんなに固くなんなくてイイよ~。響も母親だと思ってないし。」



何か前に言ってたな…。



『親ってより尊敬出来る人』だって。



「母ちゃん!!里佳チャンイジメんなよ!!」

「イジメてるように見える?仲良くしてるから大丈夫~。」



『母ちゃん』ぽくない…。



お姉さんって感じ…。



「由優もする!!」

「あんたは座ってて…。仕事増える。」

「里佳ばっかりひいきだ!!」

「里佳チャンでしょ!?ホント小生意気な!!」



響ですらチャン付けなんだけど…。



別にイイけどさ…。



「里佳チャン若いのに手つきイイね。昔からやってたの?」

「たまにです!!」



なんか楽しい…。



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