年上彼女と年下俺様
母親とこうしてキッチンに立った事なんてなかったから…。



「ママさん、それ凄い!!」

「これはダーリンが教えてくれたんだよ。ここをこうして、ほらね?」

「結構簡単なんですね!!」



本当の親子だったらこうして料理できたのかな…。



自分の子供には教えよう。



「な~んか妬けんだけど~。里佳チャン楽しそ~…。」

「楽しいよ!!はい味見。」



その時パクッとあたしの持ってたトマトを食べたのは由優チャン。



何!?



「由優の響…。」

「ご、ごめん…。」



あたしも何で謝ってんだ?



お姉ちゃんだよね?



「里佳って何歳?」

「19歳…。」

「どうやって響と出会ったの?」



えっ!?



それ答えなきゃダメ?



ママさんもいるのに?



「クラブで拾った~。ってかじじいのカフェのバイトだし。」

「そうなの!?」



うん…。



< 225 / 944 >

この作品をシェア

pagetop