年上彼女と年下俺様
そのあとも戦場で戦った俺はヘトヘトで家に帰った。



「お疲れ!!」

「うん…。マジ頭重い…。」

「お風呂入ったらマッサージしてあげる。」



眠くてダルくて風呂なんてどうでもよかったけど里佳チャンと入りたかった。



その身体は誰にも見せたくねぇ…。



「何!?」

「別に。」

「何でキスマーク…。」

「縁に座って。」



俺のだって証。



俺がいないとこで水着は禁止だよ里佳チャン。



「付けすぎ…。」

「誰かに見せる?」

「見せない…。」

「じゃあ構わない。」



独占欲。



もう誰かに触らせるなんてごめんだ。



「出よう。」

「うん…。」



絶対安田さんに心開いちゃダメだ。



本当の里佳チャンを知ってるのは俺だけでイイ。



「涙目…。そそる。」

「大好きっ…。」



アイツの前で絶対そんな顔しないでよ…。



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