年上彼女と年下俺様
不謹慎だあたし~…。



「頭とかは?」

「平気…。足が一番痛い…。」

「ヒビ入ってっかもな…。」

「えっ!?困る!!バイト行けない!!」

「今はそれどころじゃねぇだろ。」



怒ってる?



でも至る場所に触れる響の手が何か暖かかった。



「痛かったら言って。」

「うん…。痛いっつーの!!」

「わりぃ!!ってか病院行った方がイイな…。」



ウソ…。



そんなに重傷?



「帰る…。」

「は!?」

「うちの親…。警察官だから揉め事は困るの…。」

「一人で帰せるわけねぇだろバカ。」



元はと言えばあんたのせいじゃん…。



キスなんてするから…。



「響さん!!大丈夫!?」

「わかんね…。ちょっと背中とか診てやってくれる?」

「はい!!」



最初から女のスタッフさんに頼んでよ…。



散々触りまくったくせに…。



< 26 / 944 >

この作品をシェア

pagetop