年上彼女と年下俺様
背中も痛いし全身痛い…。



『拓に捨てられたくせに!!』



心が一番痛いかも…。



来るんじゃなかった…。



「足大丈夫か?」

「ん~…。痛い…。」

「だから医者行くって…。」

「明日行く…。お酒抜けたらね?」

「じゃあ今日は送ってくから寝とけ。」



言われなくても寝る…。



響がかけてくれた上着はこの前より暖かかった気がした。



後ろ姿もカッコイイな…。



今から回すんだね~…。



なんて思ってたらいつの間にか眠りに落ちた。



「んっ…。」



イイ匂いだ…。



響の匂い…。



「起きたか?」

「どこ!?」

「俺ん家。」



黒い枕と黒い布団…。



オレンジの照明…。



高い天井…。



「響の部屋!?痛っ…。」

「寝とけって…。」



なんで響の部屋!?



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