年上彼女と年下俺様
【響】



ブサイク…。



寝顔マジブサイク。



でも責任感っつーか罪悪感っつーか…。



「起きろブタ。」

「太ってない~…。」



まぁたしかに太ってはない。



でもお前のおかげで俺の優雅な放課後が台なしだ。



「メシ作ったから勝手に食えよ。」

「ん~…。いってらっしゃ~い。」



態度デカイ。



ムカつく…。



でも顔の痣がマジでヤバイ…。



腫れは引いたみたいだけど身体の痣も無数にあって…。



すまないと思いながらも俺のせいじゃないと…。



カフェのオーナーの祖父さんにはキレられるし…。



疫病神拾った…。



「おはよ。」

「おぅ…。」

「まだ連れ込んでんの?」

「まぁな…。だってあのやられ方みたら責任感じんだろ…。」

「あれは俺でも焦ったわ。」

「だから今日、俺の代わりヨロシク。」

「あいよ。」



これは従兄弟で俺とタメの遥。



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