年上彼女と年下俺様
早く歩いて出てってくれ。



じゃなきゃ襲いそうだ。



だって顔がタイプだから。



初めて会った日にあのまま持ち帰ろうとしたのに…。



「里佳チャン、セックスしねぇ?」

「しねぇよ。」



だから早く良くなってくれ…。



さすがにケガ人に手は出せねぇ…。



「ねぇ響、プリン食べたい。」

「は!?」

「買ってきて?」



何だよコイツ…。



超ワガママじゃねぇか。



「拓海さんにワガママ言った事ないんじゃなかった?」

「ナイよ~。でももう後悔しないように生きるのだ!!」



のだ…。



バカな事言ったな俺…。



「ほら、プリン…。」

「食べる~!!」



でもムリして笑ってる気がする…。



ワガママもムリしてんのか?



そんな風に考えながら1週間が経った。



「明日帰るね!!」

「バイト大丈夫か?」

「うん!!早く働きたい!!」



やっと解放される…。



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