年上彼女と年下俺様
それから2週間、俺達の1年記念日。



「響!!」

「何スか~?」

「里佳チャンからのプレゼント!!」

「マジで!?」

「響の趣味とか難しいから何がイイかわかんなくてさ…。」

「だからコレなの?」

「うん!!」

「嬉しい~…。」



何でフライパン?



16の少年にフライパンはあんまり嬉しくねぇよ?



「響の美味しいご飯が食べたい!!」

「それが魂胆か…。ってか里佳チャンが作れよ。」

「響のご飯がイイ…。」

「お前マジ何様!?」

「姫でしょ?」



ははははは…。



確実に教育間違った!!



「メシ作る前に腹ごしらえ。」

「えっ!?」

「腹が減ってはなんちゃらだろ。いただきま~す。」



その笑顔をズット見てたい。



俺が里佳チャンをもっと笑顔にしたい。



「くすぐったい~!!」

「脱がせてるだけ!!少し黙れチビ!!」



その笑顔、俺の物な?



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