年上彼女と年下俺様
そんなダーリンは最近忙しい。



夜は音楽部屋に篭って何かしてるから近寄れない…。



響のいないベッドで一人バタバタ。



同じ家にいるのに寂しいよ~…。



前はこんなに欲張りじゃなかったのに…。



響と付き合ってから貪欲になってってる気がする…。



「ワガママだめ~…。」

「何がワガママ?」

「響!?」

「独り言やめろよなぁ~…。オバサンの始まり。」



聞かれてたんだ…。



恥ずかしい…。



「オバサン言うな…。仕事イイの?」

「今日は終わり。で?何ワガママ言いたいわけ?」

「別になんでもない…。」

「言いたいことは言わないと後悔する。」



だって何て言ったらイイかわかんないし…。



しいて言うなら…。



「響不足…。」

「何だそれ?」

「最近イチャイチャしてないし…。」

「寂しいわけ?」

「うん…ごめん…。」



欝陶しいかな…。



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