年上彼女と年下俺様
【響】



やっと帰れる~…。



でも今日も深夜…。



「親父達帰んねぇの?」

「まだやる事あるから。」

「毎日こんな時間に帰って嫁は何も言わねぇわけ?」

「何も言わない嫁を捕まえたわけ。ハニーなんて今日本にいないも~ん。」



そうですか…。



皆さん家庭円満のようで…。



でも俺はそろそろヤバイ?



「おっさきっしま~す。」

「「お疲れ~。」」



帰って里佳チャンの寝顔でも拝もう…。



明日も仕事だ…。



「ただいまぁ?」



電気ついてる…。



パタパタ走る音が!!



「おかえり!!」

「おっと…。何!?寝てねぇの!?」

「待ってた!!」



抱き着かれた…。



犬みてぇ…。



「何か嬉しそう…。浮気でもした?」

「してない~!!じゃ~ん!!これは何でしょう!!」

「ピンバッジ?」

「ただのバッジじゃないんだよ~!!社員バッジ!!」

「社員!?」

「うん!!」



まさか里佳チャンが!?



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