年上彼女と年下俺様
相当がっかり…。



「てっ君…。」

「まぁ仕方ない!!タダでイタリア行けんなら得した気分じゃん?学んで来ような里佳チャン!!」

「言葉喋れない…。」

「まだ時間あるし!!由優に教えてもらおう~!!」



そっか…。



あの子達皆超バイリンガルだっけ…。



あたしも響に教えてもらおうかな…。



「ただいま…。」

「おかえり~。」

「響~…。」

「何!?どうした!?」

「あたしがイタリア行っても捨てないで!!」

「イタリア!?何で!?」

「1ヶ月工事するからその間に勉強…。」



響と離れるのもイヤだよぉ…。



社員にならなきゃよかったかも…。



「イイチャンスじゃん。好きなんだろ?今の仕事。」

「好きだけど自信ないもん…。海外初めてだし…。」

「どこ行っても同じ人間だ。」



そうだけどさ…。



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