年上彼女と年下俺様
中に入ったらホットココアを出してくれた…。



毒盛ったりしてねぇよな?



若干警戒中…。



「なんも入ってねぇよ…。店終に皆飲んだやつの余りだ。」

「い、いただきま~す…。」

「もうちょっかい出さねぇから安心しろ。」

「あちっ!!諦めたんスか?」

「振り向かねぇってわかってんのにいつまでも追い掛けらんねぇだろ。まだ好きだけどな。」



この人はいつも一言余計…。



でも何か吹っ切れたような感じはする…。



偉いじゃねぇか安田。



「響!!何でいるの!?」

「近くで仕事あったから一緒に帰ろうかと思って。」

「嬉しい!!もう少し待っててね!!」



待ってる!!



制服姿で頑張ってる里佳チャンがカワイイんだ…。



「お疲れ様でした~。」

「お疲れ~!!」



バイト達を見送る里佳チャンはやっぱり社員の顔。



頑張ってんだな…。



「手伝おうか?」

「あっ、じゃあこれでオーナールームと男子更衣室にカギかけて来て!!」



何かいつもと違う…。



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