年上彼女と年下俺様
【響】



確実に里佳チャン病。



里佳チャンが旅立って2週間…。



「ヤりてぇ…。」

「さっきからそれしか聞いてな~い。」

「あのツルツルした肌に触りてぇ!!もう仕事なんてしてられっか!!」

「仕事もまともに出来ない腑抜けヤローの戯言。」



親父ムカつく…。



おめぇだって母ちゃんにベタベタじゃねぇかよ!!



「お前ら早くサントラ作れよ。」

「肝心の響があの調子なんだもん。」

「ほっとけ。何のために全員に作曲学ばせたと思ってんだ!?響だけに頼ってんじゃねぇよ!!」

「悟超怖~い。」

「社長って呼べって言ってんだろ!!」

「はいはいしゃちょさん。」

「真面目にやれ!!」



気が抜けた俺達は親父達の怒りをかってる。



リーダーである俺がこんなだから…。



「リズ、今から即興で作るから譜面におこして…。」

「適当過ぎるよ響~。」



こんなに悲しいなんて思わなかった…。



< 437 / 944 >

この作品をシェア

pagetop