年上彼女と年下俺様
プクッと膨れた頬にキスした。



「里佳チャンフグみたい。」

「フグでイイもん…。それより明日生の歌番組だよね!!」

「だな…。軽く緊張してます…。」

「響らしくない…。」

「俺だって1発目から生で歌えって言われたら緊張くらいするし。」



今日のドラマに合わせて明日は生放送の歌番組に出る。



絶対連日の話題になるだろうな…。



それに確実に俺と里佳チャンの関係が騒がれる…。



陸斗は高校出るまで隠すつもりらしい…。



俺、雑誌に乗ってっからウソなんて言える状況じゃねぇし…。



そして俺の姫は取り合えず今働いてるカフェの本店を仕切る事になったそうだ。



じじいも何考えてやがる…。



「里佳チャンも明日からだろ?」

「うん…。本当に忙しくなるけど…。てっ君も代理もいないからあたしがやらなきゃ…。」



不安そう…。



俺も当分あそこには行けないだろうな…。



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