年上彼女と年下俺様

相手の気持ちは本人にしかわからない…。



いつも俺と同じ気持ちでいるとは限らない。



だから口に出して素直な気持ちを伝えるべきなんだ。



「里佳、好き？」

「うんっ…大好き…。」

「俺も好き…。」



このままずっと変わらない気持ちでいれたらイイのに…。



そうすれば里佳チャンと俺は離れたりしない…。



次の日は携帯のアラームで目覚めて隣で眠る里佳チャンをギュッと抱きしめてから家を出た。



頑張れよ店長初日。



「おはよユキ君。」

「スッキリした顔してんな。」

「そ？抱きまくらの抱き心地がイイからよく眠れた。」

「その抱きまくらさんと響の事で早速事務所が対応に追われてますがね～。」

「もう!?マジ!?」

「そりゃあんだけデカく雑誌に乗ってりゃ即バレだわな。」

「店大丈夫かよ～…。」

「こっちの心配は？」

「してねぇよ。だってオープンでイイって親父言ってたし。」

「世間次第だな。」



世間…。