年上彼女と年下俺様
でもムリなんだな~…。



化粧を始めた里佳チャンをただ眺めた。



すっげぇカワイイのな…。



「あ、店平気だった?」

「お客さんに結構声かけられたくらいで何ともなかった。」

「ならいいんだけど。」

「それより響、何でいるの!?」

「何でって…。」



仕事が昼からだからだろ…。



今から寝ようとしてたら里佳チャン帰って来たから…。



「なぁ、俺心配なんだけど。」

「何が?」

「里佳チャンが疲れすぎてて居眠り運転したりすんの。」

「でも仕方ないじゃん。」

「部屋売ろうかな。」

「えっ!?」

「もう少し店の近くに引っ越してぇ。」

「響…。」



ウルウルすんなよ…。



仕事行かせたくなくなる…。



「そしたらあたし一人暮らしする…。」

「はぁ!?」

「だって響が買った家だもん…。あたしそこまで甘えたくない…。」



ムリだし…。



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