年上彼女と年下俺様
でも里佳チャンってそういう奴なんだよな…。



今だに奢らせてくんねぇし食費も出すって言ってんのに受け取らねぇ。



律義っつーのかプライドが高いだけなのか…。



俺的には甘えられたいんだけどな…。



「だったらさ、2月に結婚して?」

「けっ!?結婚!?」

「ん。そしたら里佳チャンは俺に遠慮しなくなる。」

「ごめん、それはムリ…。」



ダァーーーー…。



プロポーズ断られた…。



「あたしまだまだやらなきゃいけない事あるし…。それに響も…。」

「俺?」

「もっと大きくなってから結婚しよ?」



大きく…。



それはちゃんとした地位を確立するまで結婚はしないって事か…。



今の俺じゃ安心して結婚なんて出来ねぇよな…。



「もっと売れるように頑張りますわ…。」

「お互いに!!だよ?」

「ん。でも軽くへこんだ。」

「そんなつもりじゃないよ!?ごめん響…。」



わかってる…。



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