年上彼女と年下俺様
部屋に入ったら真っ暗…。



いないのかと思って電気をつけた。



ベッドが膨らんでる…。



眠ってる里佳チャンの顔は泣いた涙の後…。



折角の休みだったんだろうけど外出した気配は全くない。



そっと額に手を置いた。



うっすらと目を開けた里佳チャンは俺の腕を掴んでまた目を閉じた。



日頃の疲れも溜まってるだろうし…。



それに加えて俺が里佳チャンを苦しめた…。



ごめんな…。



電気を消して里佳チャンの小さなベッドに潜り込んだ。



無意識に俺の方を向いて癖のように背中に腕を回して来る…。



それがすげぇ懐かしい感覚に思えて少し胸が痛くなった。



「響…。」



里佳チャンが目を覚ましたのは10分くらい経った時。



俺もうとうとしてた…。



「何でいるの…。」

「会いたくて…死にそうになったから。迷惑だった？」

「仕事は…。」

「サボリ。」



俺がそう言うと急に里佳チャンがガバッと起き上がった。



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