年上彼女と年下俺様
【響】



里佳チャンと一緒に店内を掃除した。



懐かしいなぁ…。



「お前ら先帰ってイイぞ。後は俺と藍で伝票計算して帰る。」

「本当!?じゃあ明日朝一に卵届くんで!!」

「あいよ。お疲れ。」



安田?



里佳チャンに未練なさ気?



「やっさん!!俺も帰ってイイ!?」

「お前はまだダメ。」

「里佳チャンばっかりズルイ~!!」

「里佳はお前の何倍も働いてんだっつーの。さっさと終わらせろよ銀次。」



宿敵銀次は里佳チャンに何かしらのアクションを起こす気はナイみたいだ。



よかった…。



「安田さん、この前は殴ってごめんね?」

「謝るなら1発殴らせろ。」

「ムリ。あれは安田さんが悪いっしょ。」

「ま、おかげで目覚めたしな。もう次行く事にした。」

「餌付け開始?」

「まぁな~。」



あの初めて見る『藍』って子か…。



頼むから上手く行ってくれ!!



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