年上彼女と年下俺様
母ちゃんがいる…。



「引退したかババア。」

「するわけないでしょ。80まで現役~。」

「キモっ…。」

「それより響、ヒマならこれエルエルまで届けて?」

「じゃあバイク貸して。」

「バカ言ってんじゃないよ無免のくせに。」



さっそくパシリかよ…。



でも遥達は今日撮影だし…。



ヒマだから渡された書類を持って俺の叔父さんの会社まで来てみた。



「社長はいらっしゃいますか?」

「アポイントメントはお取りに…エージ…の響君ですか!?」

「ははっ…。社長に会いに来たんだけど通してくれる?」

「少々お待ちください!!」



やっぱり俺って有名らしい…。



まだ顔出してから3ヶ月くらい?



すげぇな俺。



エレベーターに乗って最上階まで上がった。



秘書の人4人くらいに頭を下げてから社長室に入ると最近見てなかった懐かしい顔。



遥の父親と母親だ。



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