年上彼女と年下俺様
俺を見るなり笑顔になった二人。



「これ、母ちゃんから。」

「サンキュ~!!お前見ない間にデカくなったな~!!」

「悠陽も相変わらずじゃん?」

「そうか?もう40だぞ俺。」



40に見えない俺の叔父さん。



昔モデルをやってたらしい。



息子が生まれたら絶対ミュージシャンにするって決めてたから遥が歌手になったようなもんだ。



「日香琉は?元気?」

「多分な。イギリスの大学行ってからあんまり連絡来ない。でも聞けよ!!」

「何!?」

「遥がリズムと付き合ってんじゃん?」

「うん?」

「リズムの兄貴の音哉、うちの日香琉と付き合ってるらしい…。」

「はぁ!?」

「あいつら昔から家を継ぐ事しか頭にねぇじゃん?何か恋愛に冷めてるっつーか…。そんな二人が何故か…。」

「まさかの業務提携?」

「恐ろしい娘だよなぁ~…。」



日香琉と音哉が…。



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