年上彼女と年下俺様
それから千尋がモスコを持って来てくれたから飲んだ。



「ん~…。やっぱてっ君の酒のがウマイな。」

「てっ君はバーテンの神ですよ。何回かてっ君の店行ったんスけど会わないし…。」

「今酒作ってねぇよ。経営の勉強してるみたい。」

「てっ君が!?」

「あぁ。モデルのYuyuっていんじゃん?アイツの彼氏なの。だから祖父さんの店の後継ぎってやつ?」

「すげっ…。大出世じゃないスか…。」



てっ君は大出世だろうな。



ん?



てっ君と由優が結婚したら俺っててっ君の義弟!?



実はすげぇとこで繋がってんだな…。



「さてと、俺はそろそろ行きますわ。」

「また来てくださいね!?」

「あいよ。じゃあ頑張れよ千尋。」

「はい!!」



俺のが年下なのにな…。



でも久し振りに来れてよかった…。



もうあの事件をちゃんと過去に出来た気がする。



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