年上彼女と年下俺様
カウンターに一人で座ってメニューを見てるお兄ちゃん。



「銀君、あたしこっち入るからフロア出て?」

「何で?あ、もしかして浮気相手?」

「んなわけないでしょ。お兄ちゃん。早く行きなさい!!」



銀君には今だに手を焼く。



でも接客はホスト並だから許す!!



「何かあったの?」

「ん~、里佳に言う話しかどうかわかんないな。」

「お…父さん……?」

「まぁね。離婚するってさ。」



やっぱり…。



今度は元綾乃の店のママだっけ…。



「そっか。あたしにはもう関係ないよ。籍も抜いたし。」

「それが1番切ない!!」

「ありがとお兄ちゃん…。」

「それと、嫁と一緒に里乃さんの旅館に行ってきたぞ。泣かれて泣かれて大変だった…。」



そうなの!?



たまに電話来るけど最近忙しくて美佳とメールしかしてなかったや…。



でも嬉しかっただろうな里乃さん…。



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