年上彼女と年下俺様
ダンスはきついよね~…。



でも負けないでほしい!!



「里佳チャンはやってなかったの?」

「ダンス?」

「だって拓海さんと付き合ってたじゃん。少しくらいはしてたんじゃないの?」

「あ、す、少しね…。」

「何系?」

「いいよあたしは!!」

「何でよ。」

「だって妬く…。」



それに踊れと言われる予感がする…。



絶対ムリだし!!



「教えてくんなくてイイや。拓海さんから聞くし。」

「何で拓海!?」

「ダンスの先生。まなさんと拓海さんに頼んだから毎日会ってるし。」

「それ知らないんだけどあたし!!」

「言ってねぇもん。正確には遥が頼んだんだけど。あの人達激ウマじゃん?」



拓海と一緒にいるなんて知らなかった…。



気まずくナイのかな…。



「で?何ダンス?」

「れ…レゲェ…?」

「……………ワォ。マジビックリシタヨ。」

「何その片言の驚き方!!」



あたしの事はほっといて…。



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