年上彼女と年下俺様
それから久しぶりに会ったのに響は手を出して来る気配はナイ…。



「今日はしない…。」

「うん…。」

「疲れ過ぎててダメだ~…。癒して?」



ギュウ~っと響を抱きしめた。



あたしがこうすると安心した顔するんだ…。



カワイイよぉ~!!



「ねぇ響?」

「にゃに~…。」

「好き?」

「好き。里佳チャン超好きだよ~。」



寝言のように目を閉じながらそう言う響に心臓がキュンとなった。



やっぱり離れてても気持ちはかわらないや…。



気付けばスヤスヤ眠ってる響。



今凄い頑張ってるんだろうな…。



あたしも負けないように頑張らなきゃ!!



「里佳チャン、俺もう出るから店行くまで寝とけな?」

「えっ!?今何時!?」

「5時。行ってきます。」

「待って待って待って!!」

「ん!?下でユキ君待ってんだけど…。」

「チュウだけ…。」

「………はい。忘れるとこだった。頑張れよ里佳チャン。」

「響もね!!」



負けないからね!!



< 557 / 944 >

この作品をシェア

pagetop