年上彼女と年下俺様
車に乗って取り合えず場所を変えた。



美佳達がよくくるカラオケ屋みたいだ。



「田舎だからここくらいしか目立たない場所がなくて…。」

「ううん、全然イイよ。カラオケ来たのなんて何年ぶりだろ~…。」

「お姉は上手いの?」

「あたし!?下手下手!!」

「あたし、響君の歌聞きたい!!」



なんて姉妹で会話をしてたらタバコ吸い出した少年達…。



何だよこの気まずい空気…。



「響?何で睨み合ってんの?」

「わかんね。この茶髪が威嚇してるから取り合えず。」

「もうバカ!!あんた歌手のくせに印象悪くしてどうするの!!」



パシッと頭を殴った。



美佳もナオ君に同じ事してるし!!



「美佳はやらん。」

「だから響君はお姉の彼氏だってば!!」

「いや、あわよくばお姉さんじゃなくて美佳をどうにか…。」

「妄想すんな!!」



なんか不思議な子…。



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