年上彼女と年下俺様
取り合えず仲直りしてくれないかな…。



自己紹介させよう…。



「響です。」

「ナオです。好きな歌手はAQUA。」

「ムカつく。」

「きゃは!!」



ナオ君!!



響を挑発しないで…。



「お前歌手なら歌えば?」

「タダで歌える程安くないんでね。」

「タメのくせに金持ちぶってんじゃねぇよ。」

「金持ちなの。ごめんなさ~い。」



なんなのこの2人…。



ガキのケンカみたい…。



「里佳チャン、アイスコーヒー頼んで。」

「あ、仲直りしないなら頼んでやんない。」

「俺何もしてねぇじゃん!?このチビが突っ掛かってくんだもん!!」

「大人になりなさい響。」

「……………えぇ、わかりました。」



スッと差し出した手…。



握手するの?



「仲良くやろうや兄弟。」

「美佳はやんねぇ。」

「里佳チャン一筋だから安心しろ。」

「ならヨロシク。」



わっけわかんない!!




< 576 / 944 >

この作品をシェア

pagetop