年上彼女と年下俺様
それからなぜか二人で歌いはじめた…。



「取り合えずよかったね…。」

「うん…。ナオ君さ、あたしが初カノだから変にヤキモチ妬くんだよね…。」

「初カノ!?あんなにイケメンなのに!?」

「うん、1匹狼みたいな感じだから誰も寄らないの。」



へぇ~…。



確かに友達作りより敵作りのが上手そうだよね…。



「お前超歌うめぇ~!!」

「だてに歌手やってねぇよ。」

「なぁなぁ、持ち歌歌えよ~!!」

「あれは4人いなきゃムリだし~。」

「聞きてぇよ新曲!!」



仲良くなってる…。



ま、イイか…。



「里佳チャン、はい。」

「えっ!?あたし歌うの!?」

「うん。聞きたい。」

「バカ!?響の前で歌えるわけないじゃん!!」

「気にすんな。音外さなきゃ100点じゃい。」



勝手に曲入れてるしぃ~…。



本当に響の前で歌うの?



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