年上彼女と年下俺様
響の前で歌うのはバカみたいに緊張した…。



「下手ではねぇじゃん!!」

「うっさい…。もう歌わない…。」

「里佳チャンくらいの歌手なんていっぱいいるしな!!落ち込むなよ!!」

「もうイイ…。さ、旅館に帰ろう!!」



美佳と彼氏のナオ君も連れて帰って来た。



ナオ君は本当に美佳が好きっぽくてちょっと安心…。



「今から忙しいからあたし手伝わなきゃ!!」

「毎日手伝ってるの?」

「うん!!あたしここの若女将やるんだもん!!」



偉いな…。



あたしも帰ったら頑張らなきゃ。



「ナオ、写真撮って。」

「イイよ。」



響が写真とか珍しい…。



並んで写真を撮ってもらった。



「絵になる二人…。」

「俺の隣は里佳チャンじゃなきゃな!!」

「美佳のがカワイイけどな!!」

「いや、里佳チャンだろ。」

「美佳だし。あっ、俺そろそろ帰る!!」



ナオ君と響の仲は微妙にイイのかも…。



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