年上彼女と年下俺様
響は集中治療室とか言う部屋に入って会う事が出来ない…。



響に触る事も…。



「リカリカ…。」

「里佳…。」



受け付けのイスに座ってた時にリズチャンと由優チャンが来た。



リズチャンは腕と顔に擦り傷だけみたいだ。



遥君がリズチャンを咄嗟に庇ったって…。



「里佳、響は大丈夫だよ。響は…響だもん。」

「由優チャン…。そうだよね…。そうだよ。響だもん。あたし…仕事に戻る。」



二人の静止を振り切ってお店に戻った。



駆け寄ってくれたのは安田さんとてっ君。



「響は!?」

「起きるかわかんないんだって。」

「里佳チャンこんなとこにいてイイのかよ!!」

「イイの。あたしには何も出来ないから…。てっ君、代理ありがと。」



何かしてなきゃ泣いてしまいそうだった。



響が心配するから泣かないんだ。



今は平気なふりしとく。



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