年上彼女と年下俺様
一人でいても何も出来ない…。



何も考えたくないし何もいらない…。



響が…。



このまま起きない事ばっかり考えちゃうんだよ…。



「里佳!!」

「由優チャン…。」

「響、一般病室に移ったから。」

「そっか…。」

「何で来ないの?」

「行けない…よ…。怖くて…。」

「里佳がそんな風になってたら響が可哀相!!響だって里佳に会いたいはずでしょ!!バカ!!」



由優チャンにも怒られた…。



響があたしに会いたい…。



『時間空いたから会いに来ちゃった』



前に少しだけ会いに来た響の顔を思い出した…。



響…。



ごめん…。



「安田さん、明日からしばらくお店お願いします。」

「哲平が代理してくれるから大丈夫だ。今から行けよ。」

「でも…。」

「平日だし今日はお前いなくても回せる。」

「ごめんなさい…。」

「イイから行け。」



ごめんね響…。



今から行く。



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