年上彼女と年下俺様
AGENTは取り合えず活動休止。



遥君は響が起きた時のために曲を書き続けるって言ってた。



「響~、俺復活!!次はお前だからな。早く起きろバカ。」



陸斗君も無事に退院した。



後は響だけだよ…。



「里佳チャン、ちょっとイイ?」

「はい?」



響のパパとママに呼ばれたのは響が目を覚まさなくなってから2ヶ月経った時だった。



嫌な予感…。



「里佳チャンには里佳チャンの人生を送ってほしい。だからもう…。」

「イヤです。あたしは響のそばにいたいんです。」

「でもズットこのままかもしれないって…。里佳チャンはまだ若いし…。」

「気が済むまで側にいたいんです…。目を覚ました時にあたしが他の人と一緒になってたら…。自分が同じ立場になったら考えられないから…。」

「里佳チャン、響だって里佳チャンの幸せを望んでるはずだからさ、だからもう響の事は忘れてもイイ。」

「パパさんのバカ!!」



何がなんでも響のそばを離れたくない。



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