年上彼女と年下俺様
若いし強引だし…。



もっと荒いのかと思えばあたしの心まで開かせてくれるような…。



全部受け止めてくれるって言うか…。



「赤くなんなバカ!!」

「やめてよ綾乃!!思い出したじゃん!!」

「またしたい?」



したい…。



身体もだけど心が気持ち良かったんだよね~…。



あれは錯覚だろうか…。



「噂をすれば電話ですわ。」

「ど~ぞ~。あたしトイレ。」



響は何気にマメ。



メールは来ないけど電話は毎日来る。



「は~い。」

「お疲れ。」

「うん。」

「お前今どこいんの?周りうっせぇ。」

「居酒屋で刺身食いながら焼酎飲んでた。」

「うわっ…。」

「男の子と一緒に。」



なんて言ったら響はどうする?



妬く?



「男!?」

「うん。うそ。友達と二人だよ。」

「あ、そうスか…。」



ちょっと焦ったよね?



カワイイ…。



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