年上彼女と年下俺様
響はきっと覚えてないだろうから全部日記にして書いてある。



「皆さんにお礼させなきゃ!!」

「里佳チャン奥さんみたいだな。」

「やだぁ~!!まぁそれなりに看病はしたけどね。それよりてっ君…。」

「店?心配いらないよ。俺が代理で行ってんだから最高の出来よ~。ってか現場のが楽しいから早く復帰しないでね?」

「ホントありがと…。」

「いやいやいや、マジで辞めて俺に引き継いでイイくらいだから!!」



てっ君にはやっぱり頭が上がらない。



店長代理として店をまとめてくれてるんだ。



感謝してもしたりないよ…。



「ちわ~!!」

「陸斗君!!綾乃は?」

「綾乃なら今来るよ。退院おめでと!!」



陸斗君も嬉しそう。



リズチャンはなにやら学校が終わったら来るらしい。



「里佳チャン、今日ハンバーグな!!」

「何で?」

「夢でハンバーグばっかり食わせたくせに…。」

「夢?」

「子供が好きだからってハンバーグばっかり食ってたんだからな。」



子供?



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