年上彼女と年下俺様
ママさんも本当な響に家に戻って欲しかったんじゃないかと思うんだけどな…。



寂しくないのかな…。



「響、このままマンションいていいんですか?」

「うん。あの子が寝てる間にいっぱい側にいれたし。起きてからは『来るな』って言われるしね~…。」

「やっぱり寂しいんですね?」

「寂しいって言うか~…。寂しいかな?でも今までほっといたから仕方ないよ。」



そんな事ないよ。



響はママさんの事もちゃんと尊敬してるんだもん。



「響にしてみれば自分の事で仕事辞めてほしくなかったんですよ。ちゃんと働いてるママさんを認めてますから。」

「そうかな~…。母親として失格の気がして仕方ないよ…。」

「全然そんな事ナイ!!ママさんはママさんなりにちゃんと響を愛してる事も本人もわかってますよ!!」

「イイ子だね里佳チャン。将来は一緒に暮らす?」



将来…。



ママさんと同居!?



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