年上彼女と年下俺様
初めて手を繋いだ。



「里佳チャンの手冷たいな。」

「電話してた手だもん。響の手暖かい。」

「里佳チャンの為に。」



ぬはっ!!



尽くされてる感がたまらない!!



「ウソだ。ポケットに入ってただけ…。」



喜んで損した…。



ってかいつもの響じゃな~い!!



ドキドキする…。



「あ…。」

「どうしたの?」

「玄関入ったらちょっと隠れて。」

「は!?」



わけもわからないまま玄関に入ったと思ったら大きな下駄箱に押し込まれた。



何の仕打ち!?



「おかえり~。どこ行ってたの?」



男の人の声…。



まさかパパさん!?



「勝手に入んなよ…。コンビニ行ってた。」

「なにも買って来ないのに?」

「雑誌読んで来ただけ!!用事は?」

「取りに来た。出来たって陸斗から連絡来たから。」

「あぁ、ちょっと待って。」



何の会話か全くわかんない!!



< 65 / 944 >

この作品をシェア

pagetop