年上彼女と年下俺様
20人くらいいる生徒会。



会長なんてぜってぇやんねぇ。



「ちわっス。」

「おぉ!!お前誰だっけ?」

「忘れてるってか覚えられてナイんスね…。神谷アンリですよ。」



あぁ、なかなか売れてる歌手か。



確かイイ声してんだよな。



でも曲がイマイチだと俺は思う。



「俺今度事務所移るんでヨロシクです。」

「マジで!?引き抜かれた?」

「はい。やり手っスね、お宅の社長。上手いこと乗せられましたよ。」

「腹黒いんだよ社長。」

「はははっ!!でも俺に書いてくれるって言うんで。」

「今まで作詞とかしてたわけ?」

「いえ、成り行きで特に歌いたくもない歌歌わされてましたよ。」

「へぇ~、頑張れよ?」

「はい。」



何か、学校思ってたより普通かも。



そんなに気にしなくてよかったんだな。



やって行けそうだ。



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