年上彼女と年下俺様
家に帰ると脱力してる里佳チャン発見。



こりゃ会議でじじぃに絞られたな…。



「怒られたか。」

「うん。てっ君が代わりにやってくれてた時よりガクンと下がっちゃってさ~…。巻き返そうとしたんだけどダメだった…。それに先月一人寿退社しちゃったし。癒して…。」

「おいで。」



可哀相…。



抱きしめると里佳チャンのどうしようもない感情が伝わってきた。



ムカついてるわけじゃないんだよな?



自分が不甲斐ないんだよな…。



精一杯やってんのにな~…。



「泣いてイイよ?」

「泣かないもん…。頑張るんだもん…。」

「偉い。里佳チャン、クラブ行く?」

「回すの?」

「里佳チャンのやけ酒に付き合うの。」

「行く…。」



俺はやっぱり里佳チャンが好き。



あの小動物よりこっちのが100倍カワイイや。




たまには俺も癒してやろう!!



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